
母乳育児で一番辛いとも言える「乳腺炎」
約3割の人が体験すると言われていますが、一度かかっても繰り返すことがあります。
ただでさえ自由にならない産後、なるべくなら健康に過ごしたいですね。
私も乳腺炎になりやすく、とても苦労しました。
そこで実際の体験と一緒に、予防方法をお伝えしたいと思います。
乳腺炎の初期症状は?
乳腺炎は、おっぱいが詰まることでシコリができ、急激な発熱や寒気・倦怠感に襲われます。 また、傷からバイキンが入っておこることもあります。
症状が軽いうちの早目のケアが肝心ですが、赤ちゃんがいるとそうも行かず我慢してしまうことも。
まずは、「乳腺炎」の初期症状を知っておきましょう。
<乳腺炎の初期症状>
・もぞもぞとした違和感
・なんとなくスッキリしない
・チクチクとした痛みがある
・白い塊ができる
こんな症状があったら要注意です。
おかしいな?と思ったらすぐに産院に連絡しましょう。
乳腺炎になりやすい人とは?

乳腺炎になりやすい人には、同じような特徴があります。(例外もあります)
<乳腺炎になりやすい人>
・甘いものが好き
・乳管が細い
・脂っこい食事が多い
・母乳がよく出る
・冷え性
・肩こりがある
当てはまる方は要注意です。
実際私も同じようなタイプでした。
妊娠がわかったら、なるべく体質改善に努めることが予防の第一歩。
赤ちゃんと自分が苦しまずに済むように、和食や温かい物を食べるように工夫したり、適度な運動も良いですね。
乳腺炎かな?と思ったら
乳腺炎は、急激に体調が悪くなる場合があります。
私の実際の体験ですが、全く動くことが出来ずこのまま死ぬかと思いました。
まずは、出産した病院に相談してみましょう。
里帰り出産や、母乳外来が近くに無い場合は、助産院でも引き受けてくれる場合があります。
できれば妊娠中に、母乳トラブルがおきた時に対応してもらえる病院を探しておくと安心ですね。
乳腺炎は、たらい回しにされるケースもあります。
母乳育児を希望している方は、早目にかかりつけを探しておいた方が良さそうです。
我慢すると、手術になるケースも・・・
そうなれば入院が必要ですし、更に大変になります。
違和感を感じたら、すぐに病院を探しましょう。
どうしても病院に行けない時の対処法
家族の都合や予約が取れないなど、どうしても病院に行けない時は搾乳やマッサージで対処してみましょう。
<乳腺炎の応急処置>
・搾乳する
・カロナールを飲む
・詰まっているところを押し出すようにマッサージする
・冷やす
マッサージで詰まりが取れて、楽になる場合もあります。
その時は、詰まったところから黄色っぽいドロっとした母乳が出ます。
また、患部が赤くなって熱がある場合はマッサージが逆効果になる場合も。
なるべく冷やして、痛みがあればカロナールなどの痛み止めを飲みましょう。
カロナールは赤ちゃんも飲める痛み止めです。
産院でもらっておくと安心ですね。
母乳がたくさん出る人は、搾乳機が必要になる場合もあります。
乳腺炎になりやすい人ができる対策は?

以前私が漢方の病院ですすめられた対策は、
葛根湯とハーブティでした。
葛根湯は、肩こりにも処方される漢方薬で、血行をよくしてくれる働きがあります。
乳腺炎になってから飲むと効くという話もありますが、できるだけ予防で飲むことを薦められました。
漢方やハーブは飲んですぐ効くというよりは、じっくり継続することが大切です。
育児で忙しく、自分の体のケアは怠りがちになりますが、ママが倒れるのが一番大変です。
母乳育児には大変な面もありますが、最高の思い出にもなります。
乳腺炎とも上手に付き合って行きたいですね。
乳腺炎予防で有名なAMOMAのハーブティ